PROJECT
土岐市美濃焼 ブランディング
CLIENT
土岐市美濃焼PR委員会
TERM
2016-現在
WORKS
地域ブランディング(ロゴデザイン/Webサイトデザイン・構築/取材・記事制作)
WEB
1400年の歴史を持ち、やきもの生産量日本一を実現した「土岐市美濃焼」。近年は、ライフスタイルの変化によって日常雑器の需要が減少していることや、海外の安価な大量生産品の流通といった煽りを受け、変革が求められている状況でした。また、大量生産の道を辿ったことにより、美濃焼=大量生産品・安価といったイメージを持たれていたことも課題でした。
これまで土岐市美濃焼のブランド構築が難航した要因の一つとして、美濃焼にはそれとわかる造形の特徴がないことが挙げられていました。しかし、土岐市美濃焼は、長い歴史の中で多種多様な技法や釉薬を生み出し、時代に合わせた変化、つまり「今を生きる人々に求められるもの」に合わせ、変化と挑戦を続けてきました。これまで弱みとして語られてきたことは、実は強みとなり得るものでした。
また、業界に求められる変革をいち早く察知し、進化と挑戦に取り組む窯元が頭角を表し始めていました。
土岐市美濃焼がこれまで培った伝統や、技術を時代に合わせて変化させること、そんな土岐市美濃焼に関わる多くの人々の情熱と発想力、挑戦し続ける姿勢。そして、作陶を続ける窯元や陶工の数だけ広がる土岐市美濃焼の無限(∞)の可能性。それらを土岐市美濃焼のブランドコンセプトと定義し、その思いが伝わるロゴデザインを制作。
Webサイトでは、土岐市美濃焼の歴史や技術の紹介と併せて、ひたむきに挑戦をつづける窯元や商社を毎年ピックアップし、土岐市美濃焼に関わる人々の思いや情熱、バックグラウンドを「STORY」として伝えていくことをWeb戦略の柱としました。
Webサイトの訪問者数は、広告費用をかけることなく、Webサイトリニューアル前と比較し約10倍になり、戦略の柱とした「STORY」ページは、Webサイトに訪れていただいた多くの人々に楽しんでいただけるコンテンツとなりました。また、行政の方からは、「土岐市美濃焼のブランディングにこのWebサイトが大きく貢献してくれた。」とのお言葉をいただきました。2020年には、土岐市ふるさと納税のPRをWebサイトでも連携して行っており、「ふるさと納税受け入れ額が増加した自治体(前年度比増加率)」の第1位となりました。
ロゴデザイン
Webデザイン